ドラゴン1/35 WW.Ⅱ ドイツ軍Ⅲ号突撃砲G型 極初期生産型 マジックトラック付属
ドラゴン1/35 WW.Ⅱ ドイツ軍Ⅲ号突撃砲G型 極初期生産型 マジックトラック付属
●1/35スケールでIII号突撃砲G型の極初期生産型を再現
●履帯にはリアルな仕上がりの組み立て式マジックトラックを採用
●戦闘室形状をボルト類のディテールまで詳細に再現
●砲身基部やフロアパネルまで再現されたインテリア
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ドラゴンのAFVキットといえば、通常流通の“グリーンボックス”と、限定生産のちょっとレアな“ホワイトボックス”の存在を覚えている方も多いでしょう。スタンダードな車両がグリーンボックスで展開されていたのに対し、ホワイトボックスはマイナー車両や派生型といった“通好み”のアイテムを収録していました。ほかにも赤箱やオレンジ箱なども存在しましたが、それはまた別の話——。
今回紹介するキットは、その“ホワイトボックス”出身。つまり、ちょっとマニアックでレアな車両というわけです。
このキットは、ドラゴンが誇る“スマートキット”シリーズのひとつ。今でこそ当たり前となった高精度・高密度なパーツ構成のAFVモデルですが、その礎を築いたのがまさにこのシリーズでした。金型の開発から年月は経っているものの、プロポーションやディテール再現は今見ても一線級。組み立てたときの精度感や密度の高さは、さすがドラゴンと唸らされる仕上がりです。
さて、この車両が“レア”たる所以ですが、実は非常に短期間しか生産されなかった過渡期仕様。3号突撃砲はF型からF8型で75mm砲を搭載し、続くG型で車体形状が変更されましたが、その移行期に存在した“急ごしらえ”仕様が今回の主役です。戦闘室前面の装甲板がやや立ち気味であったり、フェンダーに“現場対応”と思われる折れ曲がりが見られたりと、同じG型でも他にはない独特の個性を持っています。まさに「知る人ぞ知る」一台。ガンダムで言うなら……そう、ちょっと通好みな“ガルバルディα”のような存在でしょうか。
パーツ数は多めですが、その分完成後の迫力と満足感は抜群。作り応えのあるスケールモデルに挑戦したい方には、まさにうってつけのキットです。初めてのAFVモデルには少しハードルが高いかもしれませんが、ひとつひとつ丁寧に組み上げれば、必ず“ドラゴンらしい完成度”を味わえるはず。
スマートキットという名に偽りなし――完成した姿は、きっとあなたのコレクションの中でも輝く存在になるでしょう。
(文/斉藤てんちょう)
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メーカー: ドラゴン
タイプ: AFVキット
発売日: 2025-11
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