「超時空要塞マクロス」のメカニクスを語る上で、「バルキリー」と共に欠かせない存在なのがマクロス艦の防衛にあたる「デストロイド」。ウェーブでは、既に1/72スケールで立体化をしていましたが、1/100スケールでも「デストロイド」シリーズを展開していきます。
その第1弾は「トマホーク」。キットは、接着剤を使用しないスナップフィットタイプで、各関節はポリキャップにより可動。1/72のプロポーションとディテールを余すことなく凝縮した仕上がりとなっています。
既に発売中の当社1/100 VF-1シリーズと並べれば、「超時空要塞マクロス」の世界観が広がります。
MBR-04-MkVI トマホーク
●価格：￥4,950（税込） ●2026年3月下旬発売
■プラスチックモデルキット
■1/100スケール
■接着剤不要のスナップフィットモデル
■各関節にポリキャップを使用したフル可動モデル
■マーキングデカール付属
■登場作品：超時空要塞マクロス
■製品コード：MC-085
※写真の完成品は組み立て、塗装を施したものです。
※実際の製品とは細部の仕様が異なる場合があります。ご了承ください。
©1982 BIGWEST
ウエーブの『超時空要塞マクロス』シリーズといえば、多くのタイプの『バルキリー』がラインナップされていることもあり、1/100スケールの印象が強いです。手に馴染むサイズ感で（ガンプラに例えるなら1/144スケールのRX-78-2ガンダム程度）、パーツ構成が良いためか組み立てやすく、またシリーズ全体を通してプロポーションが良いので、どのアイテムも安心して楽しめるのが魅力です。
ただ、これまで同じマクロス系でもデストロイドは1/72スケールでの展開が中心でした（大きさからくる迫力で完成時の満足度は高いですが）。せっかく1/100スケールのバルキリーが揃っているのに、並べたときのスケール感が合わないのが惜しいところ……。
しかしご安心を。昨年の東京、そして今年の静岡ホビーショーで発表された通り、ついにウエーブが1/100スケールのデストロイドシリーズが始動！ その第一弾となるのが、この「MBR-04-MkVI トマホーク」です。
無骨で力強いフォルムを、ウエーブならではの繊細かつシャープな造形で見事に再現。特徴的な両肩の大型ミサイルポッド（開閉は差し替えで再現可能）、腕部の主火器、重厚感ある脚部構造に至るまで、ディテールはまさに劇中そのまま。関節はポリキャップによる可動式で、接着剤不要のスナップフィット仕様。ストレスなく組み立てを楽しめる設計です。
また、完成後の塗装表現にも幅があります。エアブラシでの塗り分けや筆塗り、さらにはウェザリングでの重厚感演出など、どんなアプローチでも映えそうです。組み立てもボトムズシリーズなど発売中のキット内容を考えると、期待を裏切らない仕上がりが期待できると思います。まさに“作って楽しい・塗って楽しい”キットといえるでしょう。
今後は『ディフェンダー』『ファランクス』の発売も予定されており、そちらにも大きな期待がかかりますが、まずはこの“トマホーク”で、1/100スケールならではの『子気味良い大きさ』と、『スタジオぬえ』デザインの魅力を存分に味わいましょう。（店長ちっく斉藤）
