1/12「キャッツ・アイ」 来生 瞳

ハセガワの1/12フィギュアシリーズは、アニメやマンガのヒロインたちを、華やかさの中にも品のある造形で表現してきました。
「キューティーハニー」「白鳥のジュン」「アルフィン」、そして「ダーティペア」のケイとユリ。
どの作品もキャラクターの魅力を大切にしながら、派手さよりも“その人らしさ”を感じさせる仕上がりで、多くのファンに愛されています。
そうした流れの中で登場するのが、『キャッツ・アイ』の来生 瞳です。
80年代の都会を舞台に、スタイリッシュでミステリアスな魅力を放ったキャラクター。
ハセガワがこれまで積み重ねてきた繊細な造形技術で、キャッツスーツの質感やしなやかなポージング、そして瞳の芯の強さをどう表現してくれるのか、とても楽しみです。
原型を担当するのは、ガレージキットからデジタル原型まで幅広く手がける あらけん さん。

観察眼の確かさと、ディテールの中に“生命感”を宿す造形には定評があり、来生 瞳のようなキャラクターを任せるにはぴったりの人です。
まだ完成写真は公開されていませんが、シリーズで見せてきたハセガワの繊細な肌表現やポーズのバランスを思えば、今回も期待は高まるばかりです。
『キャッツ・アイ』が描いたのは、夜の街を駆ける美しさと、どこか切ない静けさ。
その世界の中心にいた来生 瞳が、ハセガワの1/12スケールでどのように息づくのか……。
発売日を指折り数えながら、その瞬間を心待ちにしています。（齋藤模型店のカメラマン）